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マイタロー

田起こし の風景

2013年05月05日

 マイタロー at 21:13 | Comments(0) | 米作り
田植えの季節も近づいてきたので前準備として田起こしを行いました。
田起こしとはなんぞや?と思う人もいると思いますが
簡単に説明すると田んぼを耕す作業のこと。

毎年、稲を刈った後に起こす「秋起こし」と、今回のように田植え前に行う「春起こし」とありますが
山のたんぼでは田植え前に起こす前にも一度トラクターで起こしています。

手間をかければそれだけ良いものが作れます。

田起こしの終わった田んぼ
田起こしの終わった田んぼ

そもそも田起こしは肥料を混ぜたり、土に空気を含ませたり、土壌中の有害ガスを抜いたりする意味で行うそうです。

前の年に刈り取った藁も一緒に混ぜ込むので土壌中の微生物が分解してくれて良い土になるとのこと。

近年は科学肥料や土壌改良剤なども撒いて一緒に混ぜ込むようですが科学肥料などはできるだけ撒く量を少なくするようにしています。

自分達の口に入るものだから気を使いますし、自身で作業をやっているので量の調整もできますから。

田起こしはトラクターで土を耕します。

昔は牛や馬に鍬のようなものを引っ張らせて耕したそうですが現代ではトラクターが一般的。
人力ではとてもじゃないけどやってられませんよ。

このトラクターですが自動車が買えるくらいの値段がします。

現代の農業ではお米を作っても利益はほとんどありませんのでこのトラクターに先行投資するべきか農家さんが悩むところだと思います。

米作りをお手伝いしてみて感じたことは労力が大変なわりに見返りが少ないということ。
見返りというのは収入のことです。

広大な土地で機械化して大量に作らないとお米だけでは農業は成り立たないと思います。

なので若い世代は跡を継がないし、継いだとしても兼業農家じゃないと生活できない現状があります。

オイラがお手伝いしている田んぼの農家さんも他で仕事しています。

手間ひまを考えたら売っているものを買ったほうが安いし簡単だと思います。
しかし、自分達で食べるお米は安心、安全なものを食べたいから自分達で作っているんだと思います。

オイラもそう思いますから。


【補足】
売っているお米が安全ではないと言っているのではなくて利益が絡むものには必ずコストカットが起こります。
食品偽装でニュースになった事件もいくつもありますし、発覚していないものもあるでしょう。
産地偽装、混ぜ物、薬品や消毒の過剰投与等、目で見ても分かりませんから消費者は表示で判断するしかありませんがその表示自体の偽装事件も過去にはあります。

買う側は自分で見極める術を見につけていかなければならないと思います。
今後、TPP問題が通れば海外から安い食品がたくさん輸入されてきますよ。

おいら達、田舎に住んでいる人は畑の野菜に虫がついているのは当たり前の光景ですが、スーパーに並んでいる商品には虫がついていることはありえませんしその痕跡すらあってはならない風潮があります。
虫のつかない野菜ってどんな野菜?考えてみてください。

家庭菜園がブームになりつつありますが、自分達で食べる野菜を作っている人が虫が寄りつかないほどの農薬撒くでしょうか?
虫がついたら虫でダメになった部分だけ切って取り除けばあとはおいしい野菜なのですから。

そういう意味ではおいらがお手伝いしている田んぼのお米も家庭菜園みたいなものですね。



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